今回は、少し前の機械でありますが、CRアレトロンを見てみたいと思います。
<基本スペック>
【V入賞率】
1/12.6
【賞球数】
1&3&10&15
【ラウンド数】
12R/8C(右アタッカー)
12R/2C(下アタッカー)
【出玉数】
約1440個
【時短回数】
100回
V撃2回1セットタイプ
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ゲームフロー(メーカー公式ページより)

[1]左上部の通過口へ球を通す。
[2]通過した球が、3.6個に1個の割合で「開」チャッカーへ入賞。
[3]チャッカー通過玉は、その下のチャンスベロの開放へ
3.4個に1個の割合で通過しVルーレット抽選へ
[4]チャンスベロを通過した球は、
その下のVルーレットで1/12.6の確率でV入賞。
[5]右打ちで大当たり開始。
[6]BONUSアタッカーに球を入れて出玉獲得。
[7]ラウンド終了後、時短100回となり右下の電チューがロング開放。
[8]再度Vルーレット抽選を行いV入賞後は右打ちで出玉獲得。
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◎システムの分析
[1]左上の入口は通過口のようで、あくまでランプをフラッシュさせる為の通過口のようです。
通過した瞬間に、「テーレーン!!」と効果音が発生し、1秒間程フラッシュします。
始動口はあくまで、[2]の「開」と描かれた入賞口です。
3.6個に1個と言われているようですが、実際はもっと悪い気がします。
始動口に入賞すると、1テンポ置いてその下にある。
[3]のベロ電は短開放を2回行います。
おおよそ小当たりで、もし直撃図柄大当たりの場合は、デキレースになるのでしょうか?(未確認)
変動してから、開放するまでの時間は、
最短で1秒の間隔もあれば、3秒程度の時もあります。
これは特図1の変動時間または、オープニング時間の違いで設定されている模様。
[4]ベロは2カウントのようなので、1回の当たりで最大2個入賞します。
この開放においても、球の拾いはあまりよくありませんが、稀に2個入賞した時が大チャンスです。

球がここへ入賞すると、救急車のサイレンのような効果音で盛り上げます。
Vルーレットの回転体は、1秒弱のコマでカクカクと動いています。
12.6分の1という入賞率のようですが、
1周が5コマで構成されいて、V流路の辺りでは1コマが長く早く回転していますので、だいたいそれ位かと思います。
めでたくVに球が入ると、右打ちアナウンスとなるのですが、
[5]のゲートに球を通すと大当たりが開始される模様です。

これは条件装置としての通過口と、普図ゲートを兼用している模様です。
セグの動きから、通過口を球が通ったタイミングと、普図が変動するタイミングで確認できました。

[6]のBONUSアタッカーにて13Rまで大当たりがあるのですが、
2種大当たりの為か、右側上部のラウンドのセグが「2R」から「13R」まで点灯されており、実12Rである事が確認できました。
下部のセグはカウント数が表示されています。
ちょっとした遊び心ですね。
大当たり終了時に、状態セグが点灯し時短に突入すると
[7]右下の普電が開放して再度、[2]のベロへ入賞させる。
この時に、ベロの開放も時短用にロング開放となっている模様で、すぐにV抽選になるように構成されているようです。
時短は100回あるのですが、パンク(時短満了までV未通過)とならないようになっています。
[8]再度V直撃の当たりを獲得して、初当たりと同じ手順([5]~[6])で当たり出玉を獲得します。
当たりラウンドが終了すると、状態セグが消灯され、通常状態へ戻ります。
2回の大当たりで出玉はおよそ2800個位でしょうか。
セグの右上8個ですが、これは初回のV通過時~時短終了まで点灯しておりました。
これはV当たりのセグだと思わるのですが、2回目の当たりを獲得する間も消灯していなかったので、
V当たりが1種類だけなのか、詳細がちょっと不明でした。
手書きですが、右上にあるセグの分析結果をアップしておきますので、参考まで。

それにしても、液晶主流の時代に、球の動きで一喜一憂できる面白機械ですね。
まだ設置していますので、皆さんも一度、触ってみて下さい。