今回ウォッチするのは、導入間もない、
を取り上げたいと思います。
液晶の図柄は、横スクロールの海タイプです。
常時8個保留機能搭載(交互入賞タイプ)のようですが、
この機械のポイントとなる「キノポックルート」の搭載により、
ステージ奥のスタート入賞口(賞球5個)への入賞率が大幅にアップ。
という事らしいので、そこを詳しく見ていきたいと思います。
写真のSTEP2とあるところがキノポックルートのギミックで、
最上段から振分装置が、それぞれ3つあります。
それぞれの振分装置は、全て2分の1で左右に球が振分られます。
最上段の振分装置から、それぞれ振分1、振分2、振分3とすると、
振分1については、右
振分2については、左
振分3については、右
がそれぞれステージへ向かうルートになります。
発射数に対する振分順序を表にまとめてみました。
ステージへ向かう事とならない場合のルートは、
大きく分けて2ルートあり、
振分1と振分3では、結果的にはぼほ同じルートとなり、
道釘1へとなります。
振分2でステージへ行かない場合のルートは、
右釘2へとなります。
道釘1へは、中央左部(一般的には風車があるあたり)から、
ヘソ中央への道釘上段へ向かい、始動口へ入賞する可能性が
少なからずあるルートへ。
道釘2へは、縦方向へ落下する動きが強く道釘へ球が行くので、
道釘下段へ球が流れて、始動口への入賞はほぼ無いというルートになります。
打ち出しの盤面付近からキノポックルートを出るまでは、釘が1本も無いので、
ステージへ球が乗る割合は、完全に振分装置に依存される仕組みとなっています。
ステージに乗った球は、象さんの絵がある所に、黒いシャッターが開閉されています。
1秒回に2回程度、一定の周期で開閉しており、
シャッターが手前に伸びきったタイミングで球が通過すると、
ヘソ確定ルートへ球が誘導されるルートとなっています。
ここで、シャッターによる球がヘソへ向かう割合は、
だいたい3~4割程度かな、という印象です。
ステージルートから必ず始動口へ入賞すると仮定した場合は、
そのスタートは、
3割の場合だと、3.75
4割の場合だと、5.00
となりますが、
これに、道釘へ球が流れた場合の入賞率が加算されたのが
実スタートとなります。
こちらの割合はかなり低いので、ヘソでスタート調整が主になってくると思います。
以上のような仕組みから、
ヘソの命釘と、道釘1の出口付近の釘調で、およそスタート調整は完結できそうな構成です。
ホールさんも釘調整は楽だと思います。
一昔前は、釘の本数が200本以上だったと思いますが、
現在は、液晶やギミックが増えたせいで、その数もかなり少なくなってきています。
こうしたシステムが発展していけば、釘の本数が数十本。
調整はヘソのみ。
という時代が来るかもしれませんね。